技術情報

絞り加工

様々な自動車部品に使われている絞り加工とは?

1枚の薄い金属板を筒状に伸ばす加工法です。切削加工より、材料の無駄が無く、コストを削減できます。また、切り粉などが残らないので、不良品が少ないメリットもあります。自動車のインジェクタ、フューエルポンプ、EGR、スロットルなどの部品を製造しており、内径公差が3/100〜5/100ミリメールという高い精度を実現しています。

様々な材質・板厚に対応し、一体成形で大幅なコストダウンを実現。

当社では、手の平サイズの大きさを得意とし、最大16ステージの加工で、多段の絞り加工や、超深絞りも得意としています。また、従来はロウ付けしていた細い管も一体成形することが可能で、コストダウンに貢献します。鉄、ステンレス、ニッケルメッキ鋼板、アルミなど、幅広い材質に対応し、板厚は0.2~1.5ミリに対応しています。

開発事例
ダイアフラムカバーの一体絞り
開発の狙い
項目 着眼点
新工法 引張・圧縮複合成形
低コスト化 ろう付工程廃止による加工費低減
新規性 パイプとカバーの一体絞り
工法
従来品
コスト 100
開発品
コスト 70
切削品のプレス化
開発の狙い
項目 着眼点
新工法 引張・圧縮複合成形
低コスト化 加工法見直しによる工程短縮
新規性 無切削化
工法
従来品
コスト 100
開発品
コスト 75